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特徴 | 最高使用温度1000℃ 常温使用温度900℃ 透明度が高い 熱に強い 高純度で薬品に侵されにくい |
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シーン | 水銀灯 殺菌灯 赤外線ランプ 光ファイバー 半導体精製容器 シリコン単結晶成長容器 半導体化効用炉材 |
特徴 | 最高使用温度1000℃ 常温使用温度900℃ 透明度が高い 熱に強い 高純度で薬品に侵されにくい |
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シーン | 水銀灯 殺菌灯 赤外線ランプ 光ファイバー 半導体精製容器 シリコン単結晶成長容器 半導体化効用炉材 |
石英ガラスは、最高使用温度1000度の耐熱ガラスです。成分が100%「二酸化ケイ素」で構成されています。
などの別名で呼ばれることもあります。
石英ガラスは、最高使用温度1000度の耐熱ガラスで、金属不純物の割合が極端に少ないために、透明度が高く、熱に強く、高純度で、薬品に侵されにくいという特徴を持っています。
この特徴をいかして水銀灯、殺菌灯、赤外線ランプ等に使用されています。
近年ですと「光ファイバー」をはじめ、半導体精製容器、シリコン単結晶成長容器、半導体化効用炉材にも利用されており、情報化に役立っています。
最高使用温度 | 常用使用温度 | |
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石英ガラス | 1000℃ | 900℃ |
※ 「石英ガラス管」の耐熱温度も同じです。
最高使用温度は、短時間のみ使用できる温度で、一瞬であれば、この温度まで耐えることが出来ます。また、常用使用温度は、連続して使用することが出来る温度で、この温度までであれば、連続して過熱しても大丈夫だといえる温度です。
石英ガラスは火の中に入れて急激に加熱しても、赤熱状態から水中に入れて急冷しても割れず、バーナーで焙っても形が崩れず、濃酸につけてもなかなか溶けない丈夫なガラスのため、「ガラスの王様」と呼ばれています。
石英ガラスは 約2000℃ という高温度でなくては融けません。その為、特殊な製造方法で作られています。
石英ガラスの伝統的製造方法は、以下の4つが代表的です。
上記の方法によって作成された石英ガラスは性質が違います。その具体的な違いは下記の通りです。
「合成石英ガラス」と「石英ガラス」は違うものです。人工的に石英ガラスをさらに高純度 (泡や異質物、不純物が極めて少ない様子) にしたものを合成石英ガラスと呼びます。
合成石英ガラスは主に、光ファイバーや、半導体製造用器具、液晶ディスプレイなどに使われています。
石英ガラスの軟化点は 約1700℃ほど です。
石英ガラスを変形させるには、加工温度である 1900℃ でも、相当強い力が必要です。石英ガラスは気体の蒸気圧が大きいために、固体から直接気体に移行するので融液状態にはなりません。
「溶融石英ガラス」と「石英ガラス」は同じものです。厳密には、水晶の粉末を、酸水素火炎や電気等で溶かして作る石英ガラスの事を、溶融石英ガラスと呼びます。
一般的な「石英ガラス (溶融石英ガラス)」の光透過率は下記グラフの通りです。
を示します。
「JIS Z 8120」によれば、可視光線として肉眼で捉えられる範囲は 360nm ~ 400nm であるとされ、紫外線はこれよりも小さい (短い) 波長を指します。
一般的な「合成石英ガラス」の光透過率は下記グラフの通りです。
を示します。
「JIS Z 8120」によれば、可視光線として肉眼で捉えられる範囲は 360nm ~ 400nm であるとされ、紫外線はこれよりも小さい (短い) 波長を指します。
平面度とは、平面の滑らかさを表す数値です。
以下の数値は、3次元測定器を使用し、厚さ5ミリの「溶融石英ガラス」を測定した値です。
一片の長さ | 平面度 |
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300mm | 200μm |
※この数値は、実験で行った際に出た参考値で、製品を保証するための数値ではありません。
石英ガラスは、インゴットから切り出し、材料の表面を研磨する硝材になります。
厚みによって研磨の精度も変わるため、上表の値と数値も異なってきます。
標準品の石英ガラスは、覗き窓などに使用することを想定しているため、平面度の精度はそれほど高くありません。平面度の優れた石英ガラスをお求めの場合は、表面の研磨加工をオススメします。